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皆さん、こんにちは!

司法試験講師の宮崎です。

様々な試験が延期・中止になり、受験生にとって非常にきついご時世になりました。

少しでも受験生の負担を軽くし、早期の合格に役立て、日本・世界を救う方向で力を発揮して頂きたいと思います。

その一助として速読、特に「速聴」にフォーカスしてご説明します。

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「速聴・速読とは?」

速聴・速読という言葉をご存じでしょうか。

「速聴」は再生速度を上げた音声情報を聴き取るものです。

他方、「速読」は書籍などのテキストを速く読むことです。

トレーニングによって、情報や知識のインブットの時問を大幅に短縮することができます。

速聴・速読の訓練は脳のはたらきを活性化させるという研究結果の報告もあります。

音声を単純に3倍速で聴き取ることができれば、これまでの3倍効率的にその内容をつかめることになります。4倍速なら4倍効率的ということです。

普通の会話が1分間に約500文字の速度だとすると、その3 ~ 4倍の1500 ~2000文字を同じ時間で情報処理できる能力ということになります。

ちなみに日本人の平均読書スピードは500文字前後、小説なら見開きの半分の1ページ分ということになります。

通常の人の何倍もの情報処理を脳内でしているということは、それだけ脳が活性化しているということです。

『脳トレ』で有名な川島教授の共同研究では、通常の読書などより速聴を行っている時のほうが前頭葉が活性化するという結果が得られています。

3倍、4倍のレベルの速聴習得は、訓練次第で誰でもできます。最初は2倍速から聞き、3倍、4倍に移行すると別次元の世界を味わうことが出来ます。

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速聴と聞くと結局、音声情報を速く聞いて何をするのか疑問に思っている方もいらっしゃいます。

通常は、音声を倍速再生して学習を効率化したり、高速音声を聴き取って右脳を活性化させるなどの方法があります。

速聴の目的は音声速度の変化を行うことで脳の処理速度や音声認知スピードを高速化 ( 2倍から4倍くらい)させて、順応して聞けるようになることです。もっとも、そこまでは大体がユーザ一任せになります。 

確かに、学習教材を高速音声化する技術は今となっては容易であり、誰でも倍速再生で好きな音声教材を聴くことができます。

ですが、このような方法だと高速音声どころか結局、通常の1倍速で聞き直す方も少なくありません。 

情報の受け手である人の能力を向上させた後に適した音声教材で学習することが一番の近道となります。

だからこそ、最上の速聴効果とは、聴覚からの情報を何かに繋げ、その人の情報と加工したアウトブット(素早く文書が書けるなど)が出てくることが望ましい姿です。

単純に知識を得るだけではその人が生み出せる価値は変わりません。

その方の独自のオリジナルの情報が出て初めて意味がでてきます。

聞き手の情報処理能力を上げてから速聴で学習することです。

まずは音声情報処理の能力アップから始めることをお勧めします。

◆「速聴は何のためにするの?」


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次に速聴トレーニングで高速音声を聞ける脳と耳になったら何ができるのかを紹介していきます。

◆1つは学習面での応用です。

例えば、速聴訓練により3倍の音声がハッキリと聞き取れるようになれば、今までよりも3倍の音声速度で学習することが可能になります。

◆2つ目は脳の健康繍持です。

読む速度や音声の聞き取り速度は何もしなければ年齢とともに遅くなる傾向があります。

聞き取れる速度が遅くなり、反応が遅くなることは考える時闇にも影響を与え、相手にスマートな印象を与えることは難しくなります。

いつまでもベストな頭の処理能力を維持しておくことも重要なことです。

専門的に脳の「ウェルニッケ中枢」が刺激されるといわれています。

この中枢は言語の理解に関わるだけでなく、記憶や知覚、認識などをつかさどる各領域とネットワークでつながっています。

「速聴」によって脳内ネットワークを通して脳全体が鍛えられていきます。

このように脳全体が活性化されていく作用を、「汎化作用(はんかさよう)」と呼ばれており、「学習処理能力」を大きく向上させます。

速い音声という「刺激」により、脳神経細胞がそのネットワークを密にするからです。

耳から入った聴覚情報や日からの視覚情報はウェル二ッケ中枢に送られ、そこで言語情報だけを理解します。

ウェルニッケ中枢の脳神経細胞同士が密接に結合して、多くの言語情報を高速で処理しているからです。

速聴は、ウェルニッケ中枢内の脳神経細胞ネットワークを非常に密にするだけでなく、大脳の他の領域の脳神経細胞とのシナプス接合まで促し、全脳を活性化した状態に導くのです。

「ウェルニッケ中枢」(感覚性言語野)と、「ブローカー中枢」(運動性中枢覚情報言語野)の2つの言語野が正常に機能して、人問は初めて話し言葉や文章を理解し、 会話することができるのです。

ウェルニッケ中枢で言葉が「信号」から「情報」に変換されるとき、私たちは無意識のうちにその言葉を唱えています。

これを「追唱(ついしよう)」と言います。「追唱」のスピードが上がることは、言葉を意味のある情報として理解する速度が上がることと等しいと考えられます。

【実際にどんな効果があるのでしょうか?】

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例として
・判断がスピーディーになる
・話し方が上手くなる。
・コミュニケーション能力が上がる。
・計算が早くなる
・アイデアがひらめきやすくなる。
・記憶力が良くなる。 ・速読力が上がる。
・タイピングが早くなる。
・歩くのが早くなる。
・仕事が早くなる。
・ゲームが上手くなる。
・集中力や判断力が上がる。
・ポジティブな考え方になる。
・実行力が上がる。
・創造力が上がる。

あくまでも一例ですが、どの能力が開花するかは各個人で変わります。

最後に


司法試験や行政書士試験などの難関国家資格といった幅広い学習に応用することが可能です。


速読・速聴を自ら活用し、司法試験合格をはじめ様々な成果を出してきた講師が自ら指導しています。

難関資格試験はもちろん、能力を向上させたいという方には最適のトレーニングを提供しています。

筋トレではなく、速聴を通した脳トレのパーソナルトレーナーとしてご活用ください。

速聴・司法試験指導は
→ こちらのサイトから


司法試験・予備試験講師
宮崎 貴博

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