皆さん、こんにちは。
宮崎司法試験塾代表の宮崎貴博です。
司法試験合格者のインタビューをもとに、見事に合格を勝ち取った秘訣を皆さんと考えていきたいと思います。
合格者が100人いれば100通りの合格方法があります。
その中で、まずは良さそうな学習法を試してみて、合いそうなものをどんどん採り入れていき発想が大切です。
早速まいりましょう。
第8位 体調管理には十分注意する
当たり前に思うかもしれません。しかし、司法試験や予備試験は長距離のマラソンに例えることができる試験です。身体、メンタル面の不調は学習効率に大きな影響を及ぼすことになります。
ヘルニア、糖尿病にかかった受験生もおります。
食事の栄養バランスや適度な運動を組み合わせて、効果的な学習につながるように心がけましょう。
第7位 出題の趣旨やヒアリングの熟読は必須
特に司法試験の出題の趣旨やヒアリングは考査委員から受験生へのメッセージです。
こちらを分析し、どのような答案が評価されるのかという基準を習得することが不可欠になります。
他方、これらの分量は膨大な量にのぼり、個人で分析するには大きな労力を必要とします。
ですので、予備校の講座や分析本を活用して不要な労力を省略しましょう。
そのうえで、答案に実践できる部分を抜粋し、日々の答案解答に反映をさせていきましょう。
第6位 判例を理解し尊重したこと
判例の結論と言い回しを覚え、次に、事実の概要を頭にいれ深く理解する。
百選を活用しましょう。事案を問題文として「事実関係に条文番号を書き込む。」。そのうえで、原告の主張と被告の抗弁を考えましょう。憲法では原告の主張、被告の反論を事実関係から考え、私見として判旨を読むと良いでしょう。
解説は民事訴訟法以外は不要です。
百選は読み物ではなく、問題集代わりに能動的に活用するのがコツです。
百選は受験生の共通言語であり、こちらを網羅的に押さえることが確実な合格につながります。
第5位 旧試過去問は憲法を除きすべて(約50年分)検討した
合格者の中には予備試験過去問だけ、新司法試験の過去問だけをつぶして合格した方もいらっしゃいます。
ただし、人は人ですので、演習量は重視することは重要です。
人生はもちろん、ゲームも何度も行って反射的な習慣になるまでなじませるはずです。
同様に、予備試験、新司法試験、そして旧司法試験の3点セットで固め、万全の演習量で臨むことが大きな自信になります。
その際に旧司法試験の検討は答案構成レベルで良いと思います。目安としては問題文を読む、答案構成を書き出す、解答例を読むことをセットで30分を目安に行いましょう。
第4位 論点を探すという発想は不要だった
論点を探そうという視点を持つと問題文の事実関係から離れてしまうことになります。実務家登用試験である以上、事実を真剣に向き合い、事案を解決する能力が重要です。
事実を読み、必要な条文を考え、要件を考え、場合によっては要件の解釈を定立してあてはめを行います。
条文から出発することで自然に解釈・論点にぶつかることになります。
第3位 純粋な勉強時間を毎日図り、記録をつける
漫然と時間を決めて学習することは禁物です。1年単位、1か月、1週間単位で学習を計画をたて、日々、学習の進捗管理を行うことが大切です。
その際に、純粋な学習時間を把握することが大切です。
第2位 一時間おきに5分間復習し、記憶の忘却を抑えた
テキストを読む、講義を聞く、論文や短答を解く、様々な学習があります。その際に復習が大切になります。やりっぱなしではなく、1時間、2時間単位で5分間だけでも「何を学習したのかを思い出す」ことで記憶の忘却を抑え、効果的な学習をおこなうことができます。
第1位 基本事項を身につけることに重点を置いた
学習が進んでくると応用に進むことになります。他方、人は忘れる生き物ですので、基本的な概念や知識が不明確になっていきます。
その際に基礎のテキスト、短い基礎講座を振り返ることで基本の知識を喚起し、短答・論文学習の理解を深めることにつながります。
以上のように、合格者は様々な実践を繰り返して合格を勝ち取りました。
一つでも興味がある学習法がありましたら是非試してみてください。
最後までご清聴をありがとうございました。
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